Digital Earth Art®(デジタルアースアート)
―― 肖像と地球を融合させるデジタル環境成立論芸術 ――
Digital Earth Art®は、肖像写真と地球画像をデジタル技術によって不可分に融合させるデジタルアートであり、同時に団体名称および商標登録された芸術概念です。
本芸術は、既存の環境芸術や社会的メッセージとしてのエコアートには属しません。Digital Earth Art®が成立するのは、デジタル環境においてのみ可能な「環境の成立条件」そのものです。
肖像と地球は、象徴として結び付けられるのではありません。
両者は視覚構造として融合され、鑑賞者に「見る主体」という立場を保持させない状態を生み出します。
鑑賞者は環境を理解する側に立つことも、地球を対象化する側に立つこともできません。
その結果として生じるのは、「自分と地球を切り離せなくなっている」という感覚的事実です。
Digital Earth Art®は、説明や理論を通じて理解されることを目的としません。
環境問題を解説せず、正しい態度や行動を要求せず、啓発や救済を目指すこともありません。
作品が提示するのは、環境が思考や判断の対象となる以前に、すでに感覚として成立してしまっているという体験そのものです。
この成立は、鑑賞者の同意や納得を必要としません。
評価・意味付与・正しさ・解釈といった外部基準は、作品の成立に一切関与しません。
デジタル環境がもたらす即時性の中で、肖像と地球の融合は視覚体験として現前し、鑑賞者はその体験を事後的に取り消すことができません。
Digital Earth Art®の哲学的根源には、Sensethics(センセシックス)があります。
Sensethicsとは、倫理が判断や規範として形成される以前に、感覚として先行的に生じてしまうという事実を措定する成立論です。
Digital Earth Art®はSensethicsを主張する芸術ではありません。
Sensethicsは、作品においてすでに成立してしまった体験を支える根源条件としてのみ位置づけられます。
Digital Earth Art®とは、環境を守るための芸術ではありません。
環境を外部対象として扱えなくすることで成立してしまった、デジタル環境成立論芸術です。